親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年 慶讃法要

今年は私たち浄土真宗の宗祖、親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年の慶讃法要が京都にありますご本山、西本願寺にてお勤めになられました。

私たち専徳寺では、5月9日~11日の日程にて専徳寺の団体参拝としてご門徒様を連れてお参りさせていただきました。大きな阿弥陀堂と御影堂、そのお堂の中には全国各地からお集まりになられたご門徒の方々と一緒にお勤めやお念仏をする姿に、いまこのようにお念仏の教えに出遇うことができたのは、850年前の親鸞聖人ご誕生あってのことであり、そして800年前に、その教えを明らかにしてくださったからに他なりません。私たちは、その800年にわたる長い伝統と歴史の一員に名を列ねていることの慶びを噛みしめねばなりません。そして、ともに阿弥陀如来に願われ、阿弥陀如来のお慈悲に包みこまれ、お念仏としてはたらき続けてくださっていることへの感謝と慶びの輪を、さらに広めていきたいものです。まさに親鸞聖人の命の灯が、人々を救い、教えを広める様子を親鸞聖人を中心に、手を合わせる人々が一つに集い、共に生きていく姿であり感銘を受けました。

法要後には帰敬式(生前に法名をいただく)を受式されたり、書院、飛雲閣、唐門などの国宝の見学をしたり、翌朝6時からは晨朝(朝のお勤め)などにも参拝し充実した西本願寺での時間でありました。

2日目からは観光で、この法要に合わせて京都国立博物館にて親鸞展も開催されていた為、京都国立博物館や三十三間堂や平等院など京都観光をしました。

この日は皆さん楽しみにしておられた、兵庫県にあります有馬温泉に宿泊しました。戦国武将で有名な太閤豊臣秀吉が愛したとされる温泉でもあり、ゆっくりと旅の疲れを癒しておられました。

3日目は大阪に移動して北御堂 本願寺津村別院に参拝に行きました。若院の前職場でもあり、大阪の歴史や本願寺の歴史など様々ことを北御堂ミュージアムなどを見学し学ぶことができました。皆さん説明が分かりやすく勉強になったと大変喜んでくださりました。

引率者として3日間、怪我や事故など何事もなく帰ってくることができたことが何よりでありました。またこのご法要を機縁に、み教えに生かされ、お念仏を喜び、すべてのいのちあるものが、お互いに心を通い合わせて生きていけるような社会の実現に向け、心を一つに精進してまいりたいと思います。 合掌

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